私は千葉支店に所属し、分譲マンション、賃貸マンション、戸建て、寮など種類を問わず住宅事業用地の仕入れを担当するほか、再開発やマンションの建て替え事業推進も担当しています。本社であれば担当部署が異なるこれらの業務を、多岐にわたり担当するのが千葉支店の特徴です。
住宅事業用地の取得と再開発や建て替えでは、使う「筋力」がまるで違います。住宅用地は、いつ土地が出てくるか分からないですし、いざ情報が出てきた際に有利に交渉を進めるためにも、土地の情報を提供していただける可能性のある関係者と常日頃から密な関係を築いておくことが重要です。加えて、スピーディーに検討を進められるよう、設計事務所やゼネコンなどとも良好な関係を構築する必要があります。一方、再開発や建て替えは10年を超える息の長いプロジェクトになり、関係者も多くなりますが、フェーズごとに目標となるスケジュールを守るべく、マイルストーンに沿って事業を推進していきます。100名を超える地権者それぞれの方が持つ背景や課題、人間関係なども含め、一人ひとりに寄り添いながら推進していくことが必要ですし、その街の課題や資源を紐解き、その街に求められるハードやソフトを考えなければなりません。また、都市計画に関わる事業になりますので、行政とのリレーションシップも重要です。
大きな目標に向かって、判断が難しい場面でも、リーダーシップを取ることが求められますので、自分の意思を持ち、関係者と共に事業推進する力は大いに養われていると感じています。事業推進に際し、コンサルタントやゼネコン、設計事務所などその分野のプロフェッショナルの方々との協業が必須です。当社の社員に求められることは、自分の想いや目指すべきものを発信し、関係者たちの最大限の協力を得られる環境づくりをすること、そのうえで、マイルストーンを定め、同じベクトルで事業推進することだと考えています。こうした取り組みの結果、街や人の流れが変わるターニングポイントに携わることができることは、当社で働く醍醐味だと思います。