Interview

  • マンション再生推進部
    マンション再生推進室

  • 右田 可奈

    2020年中途入社(マスコミ業界出身)

Work

高経年マンションの増加という
社会課題。
その解決に取り組む。

高経年、つまり40〜50年ほどの年数が経ったマンションの建て替え推進業務に携わっています。高経年のマンションの増加は現在の日本が直面している社会課題でもあり、私が在籍しているマンション再生推進部も近年になって再編された組織です。一般的なプロジェクトの流れとしては、建て替えを検討している住民の方々から連絡をいただくことが多く、そこから当社が事業協力者に選ばれた場合、建替えプロジェクトを推進していくのですが、当然ながらマンションには多くの方々が住んでおり、すべての人が建て替えに合意しているとは限りません。住民全体の5分の4以上の賛成を得なければ建て替えを行うことはできませんが、高齢やご病気などで引っ越しをしたくない方々もいらっしゃる中、合意形成のサポートを進めていくのはこの業務におけるもっとも難しいポイントです。
あくまでもプロジェクトの主体は住民の方々ですから、大切なことは、まず住民の方々の声を聴くこと、そして信頼関係を築くことです。今は反対だとしても、どういう建物であれば住んでみたいと思えるか、真摯に声を聞きながら建物の再生計画を立てていきます。

Episode

放送局勤務で出会った
「すまい」の課題。
建物を建てた後にも
真剣に向き合える会社へ。

テレビが好きで学生時代から放送局でアルバイトを行い、大学卒業後は放送局に入社しました。在籍中はずっと報道に携わり、事件・事故から選挙、日常的な情報など、幅広いテーマに関わりました。こうした中で、自分のテーマとしてやっていきたいと考えるようになったのが、被災地の復興など災害にまつわる分野です。復興住宅や集合住宅を取材する中で、コミュニティの高齢化や孤独死といった問題に触れ、建物は立てて終わりではないのだと痛感。建てた後も、いきいきと暮らせるすまいづくりができたらと、住宅系の会社への転職を決意しました。中でも三井不動産レジデンシャルは、採用サイト内に「経年優化」という言葉もあり、まさしく建てた後のコミュニティ形成の取り組みが抜きん出ている会社と感じました。
私は異業界からの転職で、かつ一般的なビジネスの経験もなかったため、最初は営業として配属され、基礎的な知識を学ぶところから始めました。もちろん苦労は多くありましたが、沢山のお客様と出会い、楽しみながら経験を積むことができました。今思えば、いきなり開発などの部門に配属されても地に足のついたマンションはつくれなかったでしょうから、最適な配属だったと思います。不動産に関する知識やスキルがまったくなくても、成長できる環境を整えてくれる会社だと感じています。

Next

社会課題の解決、
そして住民の方が
「住まいを得る」という
瞬間に立ち会いたい。

私は営業として入社し2年の経験を積んだ後、今の部署に異動してきたばかりです。住民の方々の意見を反映しながら、入社時点からの目標でもある、いきいきと暮らせるすまいをつくりたいと考えています。
営業時代から感じているのですが、三井不動産レジデンシャルは土地に建物を建てるだけの会社ではありません。どういう建物を建てれば、その土地に馴染み、ひいては街の価値を高められるかを真摯に考える会社です。私が今在籍しているマンション再生推進部においても、同じことはできると考えています。住民の方々主体で建て替えに向き合い、街全体から愛されるすまいづくりを進めていきたいと思います。
10年後には、旧耐震基準で建てられた100万戸あまりのマンションがすべて築50年以上になると想定されており、私たちの事業の意義も年々高まっていきます。マンション再生は数年から10数年という長い年月を要するプロジェクトにはなりますが、社会課題の解決に貢献でき、住民の方々にとっては人生において幾度もない「すまいを得る」瞬間に立ち会え、仕事のゴールが人の幸せにつながることが魅力です。

Culture

規模の大きな商品を扱う会社であるため、未経験の自分に仕事が務まるのか、社員たちと馴染めるのかどうか不安でした。ですが実際に入社してみると、気さくな人ばかりで、経験のない私の意見も求めてくれることがあり、どんな人でも同じ目線で働ける会社だと感じています。

Message

私はまったくの未経験からのスタートでしたが、今や事業規模が非常に大きい業務を担当し、さらには社会課題解決のプレーヤーとして働ける仕事にやりがいを感じています。未経験者でも親切に教えてくれる人ばかりの会社なので、異業界・異業種の人でも、安心してチャレンジしてほしいと思います。

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