Interview

  • 賃貸住宅事業部 事業室

  • 一原 由果

    2007年中途入社(製薬業界出身)

Work

全体最適の視点が求められる、
賃貸住宅ならではの幅広い業務。

三井不動産レジデンシャルの賃貸住宅事業において、賃貸マンションブランド「パークアクシス」シリーズの商品企画のほか、部門の単年度および中長期の収益予測、総務人事関連業務などを幅広く担当しています。その他にも、事業部内での情報発信、経営陣および社内外への報告資料の作成など、簡単に表現できないほど多くの業務をマルチタスクで行っています。
これだけ業務内容が多岐にわたる理由として、賃貸住宅ならではの事業サイクルの長さがあります。分譲住宅であれば基本的には建物が竣工した段階で開発担当の業務が終了しますが、賃貸住宅の場合、建物竣工後に入居者を募集し、満室稼働後も物件を保有しながら運営管理し、最終的には投資家に売却する、という長いサイクルになります。私が所属するチームでは、個々のプロジェクトで利益最大化するという考え方だけではなく、築年数や規模の異なる複数の保有物件を、いつ、どのタイミングで投資家に売却すべきか、複数のプロジェクトを俯瞰して部門の利益最大化を追い求める姿勢が求められます。
経営陣の考えを理解することも、プロジェクト担当者の視点に立つことも求められる、独特の立ち位置の職種です。また、賃貸マーケットや投資家マーケットなど、市況の動きに目を向けることが必要です。関わる人も多いのですが、その分、関係者同士で知恵を出し合い、物件や事業を良いゴールに仕上げていくことにはやりがいを感じられます。

Episode

営業、広報、人事、
そして賃貸住宅事業。
当社で歩んだ多岐にわたるキャリア。

大学では建築を学びましたが、営業職を志望して就職活動を行い、製薬会社に就職しました。人々の健康に不可欠な製品を扱う仕事や、外資系ならではのフラットな職場環境ということにはやりがいを感じていたのですが、仕事のサイクルに馴染めなかったため、大学の専攻を活かすことができ、もっと長いスパンでじっくり仕事に向き合える不動産デベロッパーを対象に転職活動を行いました。中でも三井不動産レジデンシャルは開発と販売が一緒になった「製販一体」の企業であり、チームで一つのプロジェクトに取り組むという体制にも魅力を感じ、入社を決めました。
当時は営業職として入社し、7年の間に所長も経験した後、市場開発部に異動。当社のブランディング業務の一環として、新たに取り組み始めたSNS運用やオウンドメディアのリニューアルなど、それまでの営業職とは異なった取り組みに携わりました。その後、人事部ではトライアル期間を経て本格稼働し始めた働き方改革の社内推進を担当し、今の賃貸住宅事業部に移ってきました。人事部の時に培った、経営陣と従業員の両方の考えを理解し、物事を俯瞰的にとらえる視点など、過去の経験が今の業務で活きていることもあります。
不動産会社に入社した頃はこのようなキャリアを歩むことになるとは思っていなかったのですが、振り返ってみると、まだ誰もやっていなかった新しい業務に挑戦することが多いキャリアだったと感じます。手探りの中で、前に進む大変さとよろこびを知ることができました。

Next

今でも新たな気づきがある。
自分のキャリアを限定せず、
挑戦を続けたい。

私の担当業務の一つとして、三井不動産レジデンシャルの中期経営計画に則り、賃貸住宅事業部としての部門運営方針や2030年度までの収益予測を作成しています。会社から求められる目標を達成するためにはどのように事業展開すべきかを考え、未来に向けた戦略を立てています。また、最近携わっているプロジェクトでは、金融関係の知識をインプットする必要があったり、用地取得業務を担う方々と一緒に、事業獲得に向けた交渉を行う機会があったりと、これまでの業務で経験していなかった新たな経験を積ませてもらっています。
一方、私は今の部署で初めて開発業務を担当しているのですが、賃貸住宅は単身世帯が中心のコンパクトな立地・プランニングであるため、想像以上に多くの法令上や構造上の障壁などにぶつかっています。既にある物件は多くの人たちが頭を悩ませてつくってきたのだということに改めて気づかされました。だからこそ、担当物件が竣工した時のよろこびはひとしおだろうと思いますし、意匠・構造・設備、さまざまな分野の専門知識が豊富な方々が周りにいますので、皆で魅力的な物件にしようと妥協せず検討しています。
私は当社に入社してそれなりに年月が経ちましたが、今でも新しいことに挑戦して、新しい分野に興味が湧いてきて、自分のキャリアがどこに向かっているのかわかりません(笑)。ですが、それはけっしてネガティブなことではないととらえています。当社だからこそ、これだけ多彩な経験が積めているのだと思いますし、今までの経験や気づきを無駄にすることなく、今後の業務にも活かしていきたいです。

Culture

攻めと守りのバランスが取れた会社だと感じています。私の周囲では、新規事業の立ち上げに携わる方や、社内だけでなく三井不動産グループ各社に出向してさまざまな業務に取り組んでいる同僚もおり、会社の枠を飛び越える挑戦も可能です。三井というブランドを大切にしながら事業を行う一方で、ウイングを広げて新しい分野にも挑戦しているのは、当社の魅力です。

Message

私は今までに多くの業務を経験し、さまざまな部署の人に会ってきましたが、当社では自分が携わっている業務が好きな人、自分の仕事に自信を持っている人が多いと感じました。大好きな仕事だからこそ、高い壁にも挑むことができ、それを乗り越えた時の達成感は大きいはずです。当社には用地取得、商品開発、営業といった業務だけでなく、リノベーション、ソフトサービス企画、品質管理、新規事業検討など多岐にわたる事業や業務があり、より良いすまいとくらしを提供するためにさまざまなチャレンジができる環境だと思います。

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