「住まい」を通じて
人々の暮らしと未来を創る
その他
吉澤 祥
海外事業部 三井不動産アジア(シンガポール)出向/2017年入社/経済学部
現在の仕事内容を紹介してください。
私は2024年からシンガポールをベースに、フィリピンでの事業機会獲得・事業推進、インドネシアでの事業推進を行なっています。
現在、フィリピンでは2017年よりコンドミニアム事業1物件、インドネシアでは2012年と2022年よりそれぞれ異なるタウンシップ開発(主に戸建)事業に参画しております。どちらの国も引き続き人口増加やGDP成長が見込まれている将来有望な国です。その発展の中で、当社グループが日本国内で培ったノウハウを活かすことで、少しでもその国で暮らす人々の住環境・生活をさらに豊かにできると信じています。
フィリピンとインドネシアは当社グループが現地法人や支店を構えずに事業を行なっている国です。拠点のない国で経済動向やマーケット、商慣習を出張ベースで把握し、ビジネスを行うことはとてもハードルが高いですが、現地のパートナー企業や日系企業と日々コミュニケーションを取ったり、様々なメディアを通じて情報を収集し、些細な変化にも対応できるようアンテナを高く保つよう心掛けています。
仕事の中でいちばん印象に残っているエピソードといえば?
先祖代々受け継がれた大切な土地を地主さんからお譲りいただいた時です。ご所有地の売却を決断される理由は、必ずしもポジティブなものとは限りません。その地主さんもたくさんの葛藤の中でどうしても土地を手放さなければならず、最終的に当社を選んでくださいました。売買契約書に署名される直前にペンを置かれ、安堵と悔しさが混じったような複雑な顔で「必ず良いマンションにしてくださいね」と涙ながらにおしゃっていただいた時のことを思い出すと、今でも目頭が熱くなります。当社が事業をさせていただく土地は、どれもたくさんの方々の思い出や歴史が詰まった唯一無二の宝物です。そのバトンを引き継ぐ覚悟と責任を忘れずに、これからも仕事を続けたいと思っています。

「やりがい」を感じる時や、「この仕事をしていて良かった」と思う時とは?
これは日本でも海外でも変わりませんが、自分の携わった物件が完成し、人が住み、笑顔で暮らしている姿を見れたときです。私がこの仕事を選んだ理由は、「最大規模かつ最大強度で、自分の仕事によって人にプラスの影響を与えられることを直接目で見て実感できる」数少ない仕事であると思ったからです。それは初期配置のマンション・戸建の用地業務を行う中ですぐ実感することができました。地主さんから大切な土地を引継ぎ、社内外たくさんの関係者とともに住宅として仕上げ、お客様が暮らす姿を見るたびにこの仕事を選んで本当によかったと感じます。
就職先として「三井不動産レジデンシャル」を学生にアピールしてください。
「○○はさ、このプランで本当にお客様が幸せに暮らせると思う?」これは事業推進グループの大先輩がその部署の若手に問いかけていた、私の忘れられない言葉です。こんなに熱い想いを、真っ直ぐな言葉を、口にできる社員がいるからこそ当社は当社であり続けられているのだと確信しています。
自己アピール
つらい時こそ「明るく、元気に、楽しく」が私のモットーです。仕事はいつも楽しいことばかりではありません。だからといってつらい時につらそうにしていても、良い方向には絶対に向かいません。「あいついっつも楽しそうに仕事してるよね。」そう言われ続ける人間でいたいと思っています。
プライベートでの楽しみ
妻とシンガポールで美味しいお店探しをして、駐在先で新しく出会った友人とお互いのおすすめのお店を教えあい食事をすることです(食べてしかいない)。駐在生活を始めて約9か月、すでに10キロ近く増量してしまったので、これからは運動も頑張りたいと思います。写真は現地法人の先輩・後輩とシンガポールっぽさを必死に求めて撮ったものです。
