総合職座談会
街づくりの原点である「すまい」を通して、付加価値の高い街づくりに携わりたいと考え、三井不動産レジデンシャルに集まった総合職内定者が語り合います。
どんな就職活動を経て当社に辿り着いたのか、そして今感じていることまで、就職活動中の皆さんにとってヒントになる視点やアドバイスを満載にお届けします。

- K.K.
政治経済学部政治学科
メディアと選挙の実証研究を行う政治系ゼミや政治サークルに所属し、選挙や後援会のサポートに携わる一方、簿記資格を活かして税理士事務所での長期インターンも経験。 - K.M.
政治経済学部経済学科
大学の硬式野球部に所属し、在学中の4年間、野球と向き合う毎日を送る。就職活動は部活動と並行して進めたが、時間を調整して100名以上のOB訪問を実施。 - M.N.
融合理工学府地球環境科学専攻
建築学部に在籍していた学部時代は、課題優先の毎日。大学院に進学後、時間に余裕が出てきたことで、研究の傍ら、ワークショップへの参画や資格取得にも挑戦。 - Y.K.
経済学部経済学科
2つのダンスサークルに所属する一方で、未来洞察を行うベンチャー企業での長期インターンシップも経験。新たな価値を見い出すクリエイティブな仕事を目指して就職活動を開始。
学生時代の生活スタイルや打ち込んだこと
打ち込んだモノ・コトは多種多様だが、
それぞれに濃い大学生活を経験
とても充実した大学生活でした。政治学科だったこともあり、2年から学内の政治サークルに所属して選挙や後援会のサポートをしていました。その一方で、旅行も楽しみましたし、簿記二級の資格を活かして税理士事務所でのインターン生もしていました。税理士事務所では、主に相続関連の税務書類を担当していたのですが、その頃に気づいたのが、自分はスペシャリストではなくゼネラリストのような働き方がしたいということ.。仕事観に気づけたのは大きな収穫でした。
私の大学生活といえば、野球に尽きます。在籍する大学は野球の強豪校で、私は硬式野球部に所属して寮生活を送りながら、週6日ずっと練習していました。部員が100人以上いるため、試合で活躍し続けることはなかなか難しかったものの、とにかく練習が好きで率先して体を動かしていました。その姿を見て、他の部員が応援してくれたり、仲良くなっていったりと、楽しくも濃い人間関係を築けました。野球部の引退は4年の秋なので、就職活動は部活動と並行して進めたんですよ。
学部時代は建築学部に在籍していたので、科目ごとに出される課題に向き合う毎日でした。2年になるとコロナ禍によるオンライン授業になり、その頃からアルバイトもできるようになりましたが、生活の中心はやはり課題でした。興味のあることに十分時間を費やせるようになったのは、大学院に入ってからです。仲間と南三陸で復興支援を目的にした建築系のワークショップを開いたり、宅地建物取引士の資格を取得したりと、活発に行動しました。
私は、大学までバトントワリングをしていたので、大学ではダンス歴を活かして2つのダンスサークルで活動していました。うち一つのサークルでは、代表も務めました。また、2年生から、未来洞察を行う企業の長期インターンシップにも参加していました。ダンスの魅力は、フロアという限定された空間を、振りと構成によって特定の世界観をもった空間につくりあげていくこと。未来洞察の面白さは、現在の情報から未来に向けて全く新しいアイデアを創出していくところ。いずれも、発想力で、まだそこにはない価値を創り出す共通点があり、この視点は、その後の就職活動でも大きな軸になっていきました。

就職活動を始めた時期と進め方について
業界研究や企業研究は、
“企業や社員に接触しながら”が4人流。
就職活動は2年生3月頃から、月に1~2回のペースでオンライン合同説明会に参加して下準備を進めました。本格的に活動し始めたのは夏のインターンシップを意識し始めた3年生6月頃です。
私も、同じ時期に本格的に動き始めました。インターンシップに重きを置き、応募と参加を繰り返していました。というのも、私は自宅のリフォームをしてくださった女性設計士に憧れたことがきっかけで建築の道に進んだこともあり、当初から就職先にはすまいに関われるデベロッパーを考えていました。方向性を絞っていたこともあり、実際に企業と接しながら事業内容や社風の違いを感じ取ろうと考えたわけです。大人の社会見学のようで楽しかったですよ。
私は少し早くて3年生5月頃、インターンシップよりも先に、OB訪問から開始しました。特に志望業界は定めていなかったのですが、唯一決めていたのは、「人」が魅力的でかつ雰囲気の良い会社で働きたいということ。そんな話を不動産業界に勤める父にしたところ「三井不動産グループが良いのでは?」との助言が。初OB訪問は三井不動産の方にさせていただき、以来、他社を含めて100件ほどOB訪問をしました。
それは凄い! 私が本格的に活動し始めたのも3年生5月頃、夏のインターンシップの募集が始まるタイミングでした。アイデアや想いを形にするクリエイティブな仕事やチームで働ける仕事を目指し、広告業界やコンサルティング業界を意識していました。ですが、まずは幅広く様々な業界を見ていこうと決めて動き出しました。

総合デベロッパーではなく、なぜ住宅デベロッパーだったのか
人の暮らしに働きかけつつ、街をもつくっていくという
社会に影響を与えられる当社ならではの事業に共感
初めて参加した説明会が三井不動産グループの合同セミナーで、この時、人の移り変わりを越えて街という形を後世に残せる仕事にロマンを感じ、漠然とデベロッパー業界に興味をもつようになりました。ですが、第一志望として即決したわけではなく、コンサル系企業や金融企業など、広く業界を見ていきました。その中で改めて、今この時代に生きる自分はどんな仕事に人生を懸けたいのかと熟考した結果、やはり人へ影響を与えられるデベロッパーがいいなと。さらに、今生きている人々には暮らしというソフト部分から関わり、次世代には街というハードを残せるという点で、住宅デベロッパーしかないと考えました。
私は、すまいに関わりたかったので、当初から住宅デベロッパーを意識していたのですが、実は、自分なりの明確な判断軸を設けて会社選びをしていました。方向は二つ。
一つは“事業”として「街づくりに関われるか/発注者であるか/ジョブローテーションで様々な経験を積めるか」、
もう一つは“組織”として「一緒に働きたいと思える社風、風土があるか/多様な価値観が認められる風通しの良さがあるか/自分の仕事が形として見えるか」といったものです。
この条件と照らし合わしながら活動した結果、当社に辿り着きました。待遇面は理想的でしたし、何より都市計画を専攻していた私にとっては、地域という広大な場を対象に生活機能やコミュニティ形成をも網羅した面的な街づくりを展開している点に、大きな魅力を感じました。
私は、お二人のように当初からデベロッパー業界に絞っていたわけではないのですが、父の勧めもあった三井不動産グループ数社と、以前より興味のあったある飲料メーカーに絞り、就職活動を進めていきました。ただ、絶対に「人」を重視したかったので、1社に対して機会があれば何度でも接触するようにしていました。OB訪問やインターンシップ、セミナーなど、1社につきトータル10回ほど足を運びました。ところが、当社と接触したのはインターンシップのたった一回だけ! というのも、インターンシップ最終日の懇親会でのことですが、参加した社員同士がとても楽しそうに話していて、この雰囲気の中に自分も社員の一人として加わりたいと心から感じたんです。当社が第一志望に決まった瞬間でした!!
私も、当初からデベロッパー業界を意識していたわけではありませんでした。広告業界やコンサルティング業界を意識してはいましたが、様々な業界のインターンシップやセミナーに参加して、自分の直感を頼りに志望業界を絞り込んでいきました。その流れの中で、出会ったのが当社です。住宅デベロッパーであれば、街づくりという大きなインパクトを社会に与えながらも、間取りや意匠によって、人の多様な生活ニーズに寄り添った空間を創出することができます。アイデアや想いを形にする仕事に就きたいという自身の希望と、ダンスを通して感じていた空間づくりの魅力を思い出し、住宅デベロッパーの仕事に興味をもちました。

就職活動期間中の印象と、入社の決め手
出会った社員たちに感じた心地良さが、
より一層の志望動機に
座談会や社員訪問でお会いする社員のどの方も、楽しそうにご自身の仕事を話してくださり、加えて、社員同士の仲がとても良いところが印象的でした。選考が進み、事業内容や社風がわかるほど、どんどん好きになっていきましたね。志望動機には、小さな頃に遊んでいた当社の物件に再び訪れてみてわかった「経年優化」を体現する街づくりや、マルシェのようなコミュニティ形成につながる事業への共感を回答として準備していましたが、それよりも実際の面接では「この会社が好きだから!」と自分の気持ちを懸命に伝えていましたね。事業が好きで、仕事を楽しむ仲間とチャレンジを続けていける。最高の会社に出会えて、100点を付けられるほど満足した気持ちで就職活動を終えられました。
私の入社理由は、改めて言うまでもないですね。インターンシップで目の当たりにした社員同士の明るく楽しそうな雰囲気が何より印象に残っており、そこに、就職活動の一番大事な軸に掲げていた「人」の魅力を強く感じていたので迷わず入社を決めました。ここしかないと思っていたので、面接では、自身の強みをしっかりアピールしました。野球を通して学んだチーム力や人間関係構築の大切さを私なりに話し、チームの完成度をあげられる存在になりたいと伝えたことを覚えています。
社員の方々の人柄の良さは、私もずっと感じていました。特に、面接時の圧倒的なホーム感は忘れられません。面接中、流暢に話せない私に対して、私の深層にある価値観を引き出そうとしてくださいました。そのおかげで、「自分の言葉で話していた」と評価いただけましたし、私自身やり切った充実感のある面接でした。入社の決め手については…、実のところ、私は内定承諾に少し迷ったんです。ですが、そのことで社員の方々と話している際、すでに自分が後輩として居心地の良さを感じていることに気づきまして、これが入社の決定打となりました。
「自分の言葉」はもしかしたら当社を象徴する言葉かもしれませんね。私がインターンシップや社員訪問で感じたのは、押しつけがなく、正直にご自身の言葉で話してくださる方が多いということでした。就職活動として企業と接触していると、「当社の社員はこうあるべき」という話題がよく出てくるのですが、ここにはそれがなかったんです。価値観の多様性が浸透している会社だと感じました。その風土は、私が会社選びの軸にも掲げていた大切な要素の一つ。自然と、自分の中では入社の意志が固まっていたんだと思います。他に選考結果を待っていた会社もあったのですが、当社からの内定通知を頂いて30分ほどで「はい」と、ほぼ即決で承諾のお返事をしました。

入社後、目指したいキャリアは?
当社を身近に感じたプロジェクトに
自身が関われる日を目指して
4月からは、社会人としての生活が始まりますね。皆は入社してどんな仕事にチャレンジしてみたいですか? 私は、当社が1970年代に「空に住まう」という斬新な発想から開発した国内初の超高層マンション「三田綱町パークマンション」の事例に感銘を受けたので、いつか、開発の立場から「新しい常識」をもって、より良いすまいや暮らしを提案できる人材になりたいという目標があります。
私も開発の仕事に魅力を感じています。特に、戸建てや中低層のマンション開発に興味があります。あとは、東京・芝で始まるプロジェクトでしょうか。小さな頃に過ごした当社物件に近い規模の物件や、馴染みのある地域での街づくりに携わりたいですね。直近の目標としては、再開発プランナーの取得を掲げています。
私も、学んできた建築分野の延長として、建物を建てる工程に携われる開発の仕事に興味があります。そしていつかは、「パークウェルステイト浜田山」や「幕張ベイパーク」のように、住む人にも周辺にも良い影響を与えるような街づくりに関われたらと考えています。
私は、営業に興味があります。お客様に一番近く、また、プロジェクトのスタートとなる部分で結果を残せる人材になりたいですね。ただ、今後何を担当するかは未知な部分、私は「私と働きたい」と社内外の関係者に思ってもらえる人材になることが目標です。そして、もし野球やスポーツに関連するプロジェクトに関われたら本望です。

就活生の皆さんへ、今私たちが思うこと
自分の気持ちに耳を傾けて、
満足のいく就職活動を!
就職活動を振り返ってみると、活動中のどの局面でも自分の気持ちを大切にしていました。働いて何を成し遂げたいのか、なぜこの業界なのか、なぜこの会社なのかという自問自答は全就活生が行うことですが、その過程で、私は、自身の幼かった頃の原体験や社員の皆さんにあった印象を重ねて、自分の気持ちに基づいて意思決定をするように心掛けていました。だからこそ、面接などで他の就活生と回答が被ったとしても、気持ちを伝えることで、熱意と自分らしさをもって話せましたし、それが当社にも届いたのだと思います。
就職活動は辛いことも少なくありませんが、その時は、誰でもいいので自分の気持ちを正直に話してみてください。気持ちの深層に気づいたり考えが整理されたりして、少し楽になると思いますよ。
「自分の気持ちに素直に」というのは、私も通ずるところがあります。思い返すと、自分が思っていることや伝えたいことをできる限り正直に話して、それで採用してくれる会社を探そうというスタンスで臨んだ就職活動でした。数々のインターンシップに参加したり、採用サイトのプロジェクトストーリーを読んだり、時間の許す限り物件を見て回ったり、そこでどう感じたかを大切にしていました。そのせいか、楽しくまた満足のいく就職活動になったと実感しています。
あと、建築系の方に私からアドバイスを一つ。ぜひジョブローテーションの有無を視野に入れて、会社選びをしてみてください。当社のようにジョブローテーションがあれば、技術職に限定することなく活躍できる可能性があり、実際に働いた後、キャリアの選択肢が広がりますよ。
私も、自身の就職活動には満足しています。これまでの野球人生で磨いてきた「人」に対する感性を信じて、これ以上ないほど人に会い、その中で、自分自身が最も好きと思える人たちが集まっている会社に出会えたのですから、言うことありません。同期も居心地の良い人揃いです!
就職活動中の皆さんの中で、私と同じように「人」重視だったり、楽しく働きたいという方は、ぜひ、社員に会ってその雰囲気を肌で感じるようにしてください。そして、働く一日一日を想像してみてください。例えば、当社であれば“街をつくりたい”というのは目標になるかもしれませんが、それは日々の楽しさとは異なります。目標を達成するために、すぐそばで励ましたり支え合ったり、そこに日々の楽しさがあると思っています。そう想像しながら、そばにいてほしい人がいる会社を探っていってほしいですね。最後に、就職活動を通してわかった社風を感じ取るコツをお伝えします。社員同士が話している場面を目ざとく観察しましょう! 学生と一対一で話している時より、素の雰囲気が見えてきますよ。
私も、自身の就職活動には満点をつけたいほど満足しています。ですが、活動中ずっと、自己開示や回答の言語化に苦手意識を感じていたのも事実です。それでも、あきらめずに言葉にしていくうちに、思考や方向性などそれまで気づかなかった自分自身が見えてきて、就職活動の軸が明確になっていきました。何もかも順調とはいかないかもしれませんが、周囲の人を頼りにしながら、焦らず自分らしい就職活動をしていただきたいと思います。
そして、当社に興味がある方は、ワークショップやイベントに何度でも積極的に参加してみてください。社員の人柄を感じられるのはもちろんですが、実際に社員の方々から聞く体験談や企業説明のほうが、より深く事業や業務内容を理解できますよ。そのうえで、どんな暮らしや未来をつくろうとしているのか、当社の根本を消化していくと、皆さんそれぞれの言葉で当社への想いを語れると思います。
同期一同、皆さんのことを応援しています!!
