すまい選びのお役立ち情報
すまいの基礎知識〈すまい選び篇〉vol.1
戸建とマンションそれぞれのメリットを検討してみましょう
皆さんが「すまい」を考えるとき、最初に思い浮かべるのは一戸建とマンションどちらでしょうか?すまいを選ぶ時のお悩みとして、頻繁に取り上げられるテーマの一つです。戸建とマンションそれぞれのメリットを今一度考えてみましょう。
TOP画像/パークホームズ亀有ガーデンズコート(分譲済み)完成CG(左)、ファインコート国分寺アーバンヴィラ(分譲済み)完成CG(右)
戸建のメリット

「独立性」がもたらすプライバシーと利便性

マンションと戸建の一番の違いは、すまいが独立しているかそうでないか、というところにあります。戸建は個々で管理するからこそ、得られるメリットとして、以下のようにことが考えられると思います。

<管理費や修繕積立金、駐車場代(または、駐車場管理費)などがかからない>
共用部がない戸建の場合は、管理組合への参加義務もなく、当然管理費や修繕積立金を定期的に支払う必要がありません。また、駐車場は建物と同じ敷地内にあればマイカー維持費も低コストですみますね。駐車スペースと玄関が近いので、荷物を運ぶのが楽、という面もあるでしょう。

ファインコート南荻窪二丁目(分譲済み)完成CG

<自由に増改築や建て替えができる>
家族構成やライフスタイルの変化によって「すまいのかたちを変えたい」と思った時、いつでも自分の判断で改築したり、建て替えることができます。もちろん分譲マンションでもリフォームや改修工事は可能ですが、まるごと変えたりといった大掛かりなことができるのは戸建ならでは。事前に近隣への挨拶は必要になりますが、上下左右と隣接しているわけではないので気を使うことも少ないのではないでしょうか。

<騒音や、プライバシー面での心配事を軽減>
小さなお子さんがいるご家庭だと、どうしても気になってしまうのが騒音問題。ご近所トラブルの原因としてもよく挙げられています。近年のマンションは防音性能が非常に高くなっていますが、「親も子も騒音を気にせず生活したい」と戸建住宅を選択する方もいらっしゃるようです。また「エントランスや共用廊下で他の住民とすれ違う」といったこともなく、プライバシー面でもマンションとの違いがあります。

ファインコート湘南辻堂東海岸(分譲済み)

<広さ、収納がたっぷり>
戸建の場合、床下収納や屋根裏収納、小屋裏収納など、より多くの収納スペースを確保できるのも魅力の一つです。また、庭があるお家ならトランクルームや物置などを設置することも可能。スポーツのグッズやアウトドア用品など、子どもが小さいうちはどうしても荷物が増えがちですが、それらを収納できれば快適ですよね。

ファインコート明大前翠麗邸(分譲済み)

マンションのメリット

集合住宅ならではの付加価値とくらしの利便性

年々増え続けているマンションくらし世帯。「核家族」「共働き」といった、現代ならではの生活スタイルに合うくらし方を考えたとき、以下のようなメリットでマンションを選択する方も多いのかもしれません。

<管理やメンテナンスの心配がない>
管理組合への加入、管理費や修繕積立金の支払いをすることによって、外観や共用部など、すまいのメンテナンスは基本的には委託した管理会社が行ってくれます。修繕工事なども計画的に行われるため、大掛かりな工事を自分で管理しなくても大丈夫。植栽を常に綺麗に手入れしてくれたり、管理人が見回りをしてくれるなど、忙しくて自分自身では行き届かないすまいの管理を任せることができるのは嬉しいですね。

<利便性が高い地域を選べることが多い>
例えば「駅前すぐ」とか「駅直結」など、毎日の通勤や生活に便利な立地。そういった場所には戸建よりマンションの方が多く建てられています。少しでも通勤時間を減らしたい、家事や育児は効率重視、という方には魅力的です。

駅とペデストリアンデッキでつながるパークタワー新川崎(分譲済み)

<セキュリティなど最新性能で安心>
多くの人が出入りするマンションですが、近年のセキュリティシステムは日々進化しています。エントランスから自宅に入るまで3段階認証が必要なマンションや、居住者しかボタンが押せないエレベーターなど、居住者の安全を守るための設備が各所に施されています。セールスや勧誘などを避けやすい、という利点もありますね。

パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデンタワーズウエスト(分譲済み) フォーマルエントランス(左) ガーデンサイドラウンジ (右)(共に完成CG)

<眺望、共用部などの付加価値(ソフトサービスなど)がある>
例えば眺望が良い高層マンションなら夜景や花火大会を楽しめたり、大規模マンションならパーティールームやキッズルームなど共用部が充実している物件もあります。コンシェルジュが常駐して、クリーニングの受け取りや宅配便の手配など、ちょっとした家事のサポートをしてくれることも。マンションならではの特権を享受できます。共働きで毎日忙しい、という方はそういったサービスが手厚いマンションを選ぶのも一つですね。

パークホームズ八王子(分譲済み)モデルルームCG

パークホームズ調布桜堤通り(分譲済み) パーティテラス(左) ライブラリーラウンジ(右)

<積極的なご近所付き合いで、他の居住者とも協力できる>
昔ながらのご近所付き合いが減っている昨今ですが、マンションの場合、住民同士のイベントを開催したり、共用部で顔をあわせることで自然と仲良くなることもしばしば。すまい購入のタイミングは結婚や出産などが多く、新築マンションの場合は同じ年代の人が集まる傾向にあるので、声もかけやすいですよね。近くに同世代の子どもがいるママ友ができれば、子育てについての相談や、何かあった時に助け合えるという安心感があります。

パークホームズ流山セントラルパーク(分譲済み) キッズルーム(左) コミュニティサロン(右)(共に完成CG)

マンションについては、2017年の調査で首都圏の21.79%、4.6世帯に1世帯がマンションすまいという結果が出ています(*)。また、小家族向け、大家族向けといったプランが増えるなど、多様化・高度化する居住ニーズに対応した商品がこれからも増えていくのかもしれません。

(*)2018年1月31日発表 東京カンテイ「全国の分譲マンション普及率を都道府県・市区町村別に調査 」より
https://www.kantei.ne.jp/report/94karitsu-zenkoku.pdf

今のすまいの悩みや、今後のすまい探しの時に重要視したいポイントを振り返ってみると、どちらが自分の理想のくらしに合っているかが見えてくるかもしれません。

完成CGは計画段階の図面をもとに作成されており、実際とは異なる可能性があります。

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