ごあいさつ

代表取締役社長 嘉村 徹

三井不動産レジデンシャルは、三井不動産の「すまいづくり」や「街づくり」の精神を受け継ぎ、今日の新築分譲住宅事業のスタンダードを築いてきた、すまいとくらしに関わる事業会社です。三井不動産グループの総合力を有しながら、製販管一体のバリューチェーンを持つビジネスモデルが大きな強みであり、お客様のニーズを用地取得や商品企画のみならず、ご入居後の提供サービスなどにもスピーディーに反映することで、選ばれるすまいとくらしを提供し続けております。

社会は、デジタルトランスフォーメーションの進展、グローバル化や女性の社会進出の加速、働き方改革の推進、少子高齢化の進行による本格的な人口減少、新型コロナウイルス感染症への対策をきっかけとした新たな生活様式への変化などにより、ライフスタイルの多様化が進んでおります。
このような環境の中、当社はブランドコンセプトとして掲げた「Life-styling×経年優化」の下、お客様の多様なライフステージに応え続け、時の深まりとともに潤うすまいとくらしを提供していくことを使命に事業を行っております。
また、近年、自然災害が激甚化・常態化する等、地球規模での気候変動が生じており、気候変動に関する国際的な動きも加速しております。企業においても、事業を通じて社会の持続的な成長に貢献していくことの重要性が一層高まっている中、三井不動産グループでは2021年11月に脱炭素社会の実現に向けたグループ行動計画を策定いたしました。当社においても商品企画から建築・販売・ご入居後サービスまでのあらゆる面におけるカーボンニュートラルの実現のため、「カーボンニュートラルデザイン推進計画」を策定し、2030年度までに温室効果ガス排出量の40%以上削減(2019年度比)を目標として掲げました。
「カーボンニュートラルデザイン推進計画」は、当社ブランドコンセプトである「Life-styling×経年優化」実現における重要な要素と位置付けており、「Reduction」「Renewable energy」「Relation」の3つの領域での取り組みを軸に据え、すまいの高性能・高耐久化による省エネルギーの実現や、再生可能エネルギーの導入を促進するとともに、ご入居後のお客様が楽しみながら省エネルギー行動等の環境貢献に取り組んでいただけるような、すまいとくらしの提供を目指しております。
そしてこれらの取り組みを加速していくため、2022年4月には「Life-styling×経年優化・カーボンニュートラル推進室」を新設し、すまいとくらしの両面から「Life-styling×経年優化」ならびに「カーボンニュートラル」の実現を目指してまいります。

さらに、アフターコロナを見据えた新しい生活様式から生まれるくらし方の変化にも引き続き対応し、社会全体のコミュニケーション手法の変化や、多様化している価値観の変化を確実に捉えて、私たちが提供する商品とのベストミックスを見つけていくとともに、ご契約以降の日々のくらしを豊かにするサポートサービス「三井のすまいLOOP」の拡充・質的強化や、中央区晴海・江東区豊洲などの湾岸エリアにおける地域活性化プロジェクト「WANGAN ACTION」など、コミュニティ形成支援についても積極的に取り組んでまいります。
今後、コーポレートステートメントにある「すまいとくらしの未来へ」を実現するため、ビジネスを革新する意識を持って行動することが必要になると考えておりますので、常に感性を磨き、ビジネス革新に臨みたいと思います。

引き続きグループ長期経営方針「VISION 2025」の実現に向け、三井不動産グループ住宅事業の中核企業として、グループの総合力を発揮していくための仕組みや体制づくりに取り組み、連携を強化していきます。
そして、ライフスタイルの変化をいち早くとらえ、お客様のニーズにお応えし、皆様に10年後、20年後も安全・安心で快適な、そして満足と感動をお届けする「すまいとくらし」を提供できるよう尽力してまいります。

三井不動産レジデンシャル株式会社
代表取締役社長
嘉村 徹

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