INTERVIEW社員インタビュー

家庭も仕事も、どちらも大切。だからこの仕事をえらびました

クオリティマネジメント

辻 留美子RUMIKO TSUJI

品質企画部 クオリティマネジメント室 クオリティエンジニア設備担当

2015年中途入社

モノづくりに関わりながら、
家族との時間を増やしたい

これまでに建設会社の設備担当として、積算業務や施工管理を20年経験。結婚退職をした後、商業施設の内装監理の仕事にも携わってきました。その後再び、建設会社に戻り設備の現場管理で当社物件の担当になり、その際に声をかけていただいたのが、転職のきっかけです。子育て中だったので、9時半から17時半までという時間通りに業務を終われる点が魅力でしたし、何より、これまで培ってきた経験や知識を活かしながらその働き方が実現できるというのが嬉しかったですね。

実際、現場管理の仕事では、朝は8時に朝礼がスタートし、夜は遅くまで帰れないという日も。土曜日も通常勤務なので、子どもから「何時に帰ってくるの」と電話がかかってくることもしばしば。とても好きな仕事ではあったのですが、家族と向き合うためにはこの状態を変えなくては、という思いは抱えていました。だから、同じモノづくりができて、なおかつ時間内におさめられる今の仕事は、とても私に合っていたと思います。

前職では、学校、病院、事務所、寮など、さまざまな物件の設備工事を扱ってきました。当社がメインとするマンションにはあまり関わったことがなく、入社当初はどうしようかと戸惑いもありましたが、今では、以前のさまざまな物件での経験を生かせるようになりつつあります。
店舗対応として必要な設備の検討には、マンションとはまた異なる知識が必要となるので、例えば上層はマンションで、下に商業施設が入るような物件では、商業施設の内装監理の経験を役立てられました。また、設備積算の知識も、工事費の確認やVE・CDを検討するのに役立っています。

子どもを育てるように、担当物件を見守る
設計から引き渡しまで見届けられる喜び

当社での仕事の面白さは、基本設計、実施設計、竣工に至るまで、ずっと担当物件の設備に関われること。設計会社・建設会社とすべて一緒に二人三脚でやっていくので、例えるなら、子どもが生まれる前から成人するまで、ずっと通して見ているようなものだと思います。「この子のことなら、私は何でもわかります」と胸を張って言えるのは、仕事をしていく上でとても面白いです。責任もあるけれど、そこが醍醐味だと感じています。

施工者側にとっては、私たちクオリティエンジニアは、アドバイザー的な存在。「発注者側に知識がある人がいると、施工者側は大変では?」と聞かれることもありますが、できることとできないことを明確に理解している点で、現場の方もかえって楽なのではないでしょうか。発注者だからといって上から見るのではなく、立場としては対等なパートナー。より良いものを作るために、どうすれば良いかを一緒に考えていく関係です。その中で、設計者や現場の方と当社事業担当者との間に立って、設備の観点から目指すべき方向性を両方に伝えていくのが、私の仕事だと考えています。

現在は6物件のマンションを担当。50室規模のものから、1物件で5棟1500室にのぼる大きなものまでさまざまあります。そのいずれもで、何百人何千人という人が集まって、ひとつの建物をつくる面白さを実感しています。実をいうと、入社するまではマンションはすべて同じ部屋を作るのだと思っていました。けれど、物件ごとに、さらには一部屋一部屋ごとに、建てる場所や条件、コンセプトなどが異なることによって、形も設備も外観もすべて変わってくる。今は入社4年目ですが、一部屋として同じものはなく、マンション建築の奥深さに驚いています。

チームワークでひとつのものを
創り上げる喜び

仕事をする上で大切にしているのは、困難なことが生じても諦めないこと、逃げないこと。それに加え、社内・社外で関わるすべての人とのチームワークです。物件ごとの建築・構造・設備・設計からなるクオリティエンジニアのチーム、物件横断的な設備のチーム、現場ごとにひとつの建物を作ろうという建設会社さんや職人さん・協力会社さんたちとのチーム。ひとりよがりでは何も生み出せないので、さまざまな場面で生まれるチームを大事にしたいと思っています。

社内のチームワークもとても良く、困ったことがあっても、上長や周囲の人がサポートしてくれ、私自身とても助けられてきました。両親の介護と子育てとが重なった時も、面談で親身に相談に乗ってくれ、介護休暇もすぐに申請できました。今年4月から契約社員・専門社員も含めたフレックスタイム制が導入され、参観日など子どもの学校行事にも対応できるようになりました。今後は在宅勤務についても申請する予定です。家族との暮らし方に合わせて、柔軟に働くということは、前職ではできなかったこと。子どもの成長や自分のライフステージに変化があっても、長く勤められる環境は、とても魅力だと感じています。

余談ですが、住宅って女性が過ごす時間も多い空間なので、水まわりや室内の動線など、設計段階で意見が求められることも多いんです。「こっちのほうが使いやすそう」とか、「ここにはこの設備があったほうがよい」というような主婦の目線の意見が喜んでもらえると、役に立てていると嬉しく思いますね。こういった、設備の枠にとらわれずにお客様に喜んでもらえるような働きができるのも、社内での風通しの良さがあるからでしょうね。

Quality Management

クオリティマネジメント

ページTOP